JICE 一般財団法人国土技術研究センター

主な調査研究(河川)

 近年、災害の激甚化・頻発化により、甚大な被害が発生しているとともに、今後、気候変動に伴う災害リスクが更に高まっていくことが懸念される中、流域全体で行う防災・減災の取り組みに関する課題が顕在化しています。このため、あらゆる関係者が協働して行う「流域治水」の取り組みが現場レベルで本格的に実践されようとしている中、河川・海岸分野における治水、利水や防災に関わる技術分野の調査研究に取り組み、気候変動・地球温暖化適応策の推進に向け、河川政策の立案・展開を支援します。特に、流域全体で対策を進めるには、流域で活動する人の行動に結びつくよう個人の水防災意識への働きかけが重要であり、水害を知り自分事化する仕組みについて検討を進めます。

流域治水の実践支援に関する調査研究

JICEが関わっている流域治水に関係するガイドライン等
  1. @ 氾濫をできるだけ防ぐ・減らす
  2. A 被害対象を減少させる
  3. B 被害の軽減、早期復旧・復興

【発表動画】これからの流域治水の展開〜リスクコミュニケーションと災害伝承〜   Youtube

【レポート】流域治水の本格的実践のすすめ〜特定都市河川浸水被害対策法の運用を通じて激甚化する水害に備える〜(第42号)

【レポート・発表動画】気候変動を考慮した新たな治水計画へのパラダイムシフト(第41号)  Youtube

【発表論文】千葉県一宮川流域における流域治水に関する取組と展開に関する一考察(河川技術論文集第27巻)

平時の水害リスクコミュニケーションの強化に関する調査研究

河川構造物の堅牢性の確保に関する調査研究

・気候変動の影響等による計画規模を超える洪水に対しても大規模な被害を軽減

【レポート・発表動画】流域治水の実現に向けての“粘り強い”堤防技術の開発(第43号)  Youtube

流域管理に関する調査研究