主な調査研究(道路)
急速に普及する AI・ICT 技術を活用して道路管理を高度化し、ユーザーサービスの高度化と道路管理者自身の働き方改革を図ることが求められています。平成31年4月には重要物流道路の指定が行われ、平常時・災害時を問わない安定的な輸送を確保に向けた検討が行われています。また、歩行者中心の道路空間の構築をめざす「歩行者利便増進道路」制度創設に向けた道路法等の一部改正案(令和2年2月現在)が国会に提出されています。一方、老朽化対策においては定期点検が2巡目を迎え、道路構造物の老朽化対策への本格的取り組みが求められています。こうした状況を踏まえ、より良い道路整備・道路管理の実現に向けて、道路政策の立案・展開を支援していきます。
先端IT技術の道路施策・業務への活用を検討
・バスタ新宿におけるAIによる乗降客計測技術を、災害発生時の迂回交通計測へ応用
<栃木・足利市山林火災による北関東道不通に伴う周辺一般道の交通状況をAIで計測>
【レポート・発表動画】道路維持管理の高度化・効率化に向けたICT等の新技術の活用のススメ Youtube
安定的な輸送の確保に向けた道路ネットワークのあり方を検討
・広域的道路ネットワークの強化方策策定を支援
道路空間のあり方や道路による地域活性化を検討
・新たに道路法に位置づけられた特定車両停留施設のバリアフリー基準策定を支援
<旅客特定車両停留施設の旅客用場所(乗降場、通路等)のバリアフリー基準の例>
【レポート・発表動画】道路のバリアフリー推進に向けた取り組みと今後の展開 Youtube
長寿命化の実現に向けた道路構造物の性能に関する長期保証制度を検討
・舗装に適用している長期保証制度を、第二弾としてトンネル覆工コンクリートに展開
<トンネル覆工コンクリート(乾燥収縮によるひび割れ)の長期保証制度イメージ>
【レポート・発表動画】道路構造物の長寿命化を促す入札契約のススメ Youtube