JICE 一般財団法人国土技術研究センター

品質方針

 JICEは、わが国における人口減少・超高齢社会の進行、自然災害の激甚化や社会資本の老朽化、世界的な社会・経済の環境変化等の国内外の諸状況を踏まえて、
  • 「安全に安心して暮らせる国土」
  • 「人・もの・情報が効率的に通いあえる国土」
  • 「心豊かに暮らせる快適で美しい国土」
の実現を目指し、国民生活の向上に資する政策提言集団として、優れた調査・研究成果を提供することで国土交通行政を先導・補完し、もって国民の福祉の増進並びに国土の適正管理及び有効利用の促進に貢献する。

【品質目標】

 JICEは、健全で持続可能な経営状態の下で、国民生活の質の向上に資する総合的な政策提案能力や調査研究能力の強化・持続を図ることを目標とする。

  1. 公益事業の的確な展開による公共福祉向上への寄与
  • 国土政策研究所における自主研究及び委託研究などのJICE発意による先導的な調査研究を推進し、将来のわが国の社会、国民生活を見据えた国土づくりや社会資本の整備・管理のあり方に関する政策提言を行う。
  • 表彰や助成制度により学界・民間における先進的技術の研究開発や建設技術水準の向上を促し、建設技術の振興に寄与する。
  • 政策提言の発信を強化し、政策担当者や専門技術者だけでなく、一般の人や関係業界に対してもわかりやすく価値ある情報として、情報発信の充実に努め、より広く社会に還元する。
  1. 「全員経営」の理念に基づく業務改善の展開による調査研究の品質向上
  • 経営状況や目的達成のための課題・問題点等を役職員全員が共有し、各々の立場で為すべきこと/為せることを自律的に行うという「全員経営」の理念を、あらゆる機会を通じてJICE内に醸成し浸透させる。その基盤の上に各般にわたる業務改善を展開することで、いっそうやりがいのあるJICEの実現を図り、調査研究の品質向上を図る。
  • 発注者の要求事項を的確に捉えこれを実現する。このため、国土交通行政を取り巻く課題やJICEが有する強みを踏まえ、次期主力となる政策領域並びに現在取り組んでいる政策領域の取り組み方針を明確にしつつ、必要な研究開発等を適切に展開することにより、行政の先導・補完的機能を発揮し得る的確な政策提案を行う。
  • 高品質の成果品を発注者に提供するとともに、バックアップを含めた適切な業務執行体制を構築し、調査研究活動を常に評価、分析、改善して、発注者とのいっそう良好な信頼関係を築き、顧客満足度を向上させる。
  • 役職員一人ひとりが自己の力量や果たすべき役割を認識し自己研鑽に励むとともに、人的資源の適切な確保や職位・職階に適合した資質及びスキルの習得に資する計画的・体系的な教育・訓練による人財の育成を着実に図り、調査研究の遂行能力を常に向上させる。
  1. 「JICE中期経営計画2022」に基づいた経営マネジメントの適切な実施と業務環境の改善
  • 「JICE中期経営計画2022」に基づき、ワークライフバランスの確保と生産性の向上など「働き方改革」の観点を含めた経営マネジメントを適切に実施し、PDCAサイクルを稼働させることで、業務全体にわたる業務管理の改善を図る。
  • 「情報セキュリティポリシー」に基づき、情報セキュリティの強化、人的セキュリティの強化とコンプライアンスの確保に努める。
  • 新型コロナウイルス感染症対策の継続とポストコロナを踏まえ、情報セキュリティの強化とともに、全ての部署の連携のもと生産性向上に向けた業務支援システム構築を進めるなど、勤務環境の充実を図る。

2023年4月26日
一般財団法人国土技術研究センター
理事長  徳山 日出男