• JICEについて
  • 調査報告・研究成果
  • 助成・表彰・審査制度
  • 技術資料・ソフトウェア
  • 国土を知る

助成・表彰・審査制度 / 国土技術開発賞

第16回国土技術開発賞

優秀賞 走行型計測技術による高精度地形測量及びトンネル調査 技術開発者 安田亨 受賞コメント

第16回国土技術開発賞 優秀賞 走行型計測技術による高精度地形測量及びトンネル調査
技術開発者 パシフィックコンサルタンツ(株) 安田 亨

受賞にあたって

この度は、栄誉ある国土技術開発賞「優秀賞」を賜り、誠に光栄に存じます。

本技術を御評価下さった選考委員会の方々、国土交通省近畿地方整備局・産学官連携「新都市社会技術融合創造研究会」にて本技術の実用性検討に御尽力いただいた多くの皆様に、心より厚く御礼申し上げます。

7年前に画像とレーザーを統合したMIMMの開発およびトンネルへの適用の検討に着手した時は、このような日が来るとは夢にも思いませんでした。道路トンネルの点検では特に交通規制に伴う安全性や客観性に課題があり、何とか走行型で実用的なトンネル点検ができないものかと頭を悩ませていたことを思い出します。

MIMMを活用した点検の実用性が認められ活躍の場面が増えてきたころ、走行型で空洞が検知できないかという多くのご要望をいただくようになりました。実験を重ね実用化の目処を得てレーダーを搭載したMIMM-Rが完成したことは、望外の喜びです。

また道路管理の電子化、CIM導入への動きを踏まえて搭載したMMSにより高精度地形測量が可能となり、今後はトンネル以外にも広い用途で活用していきたく考えております。

最後に、本技術の開発と普及に向け、ご指導とご支援をいただきました多くの関係の皆様に、心より御礼申し上げます。

受賞後の動き

MIMM-Rは、高速走行しながら、画像、レーザー、レーダーという3つの機能をフル活用し、客観的で確実なトンネル点検を効率的に実施することを目的に開発してきました。しかし、打音検査と同様に覆工のうき、剥離を検知する技術開発の課題は、依然として残されています。今後は、打音検査を代替あるいは補完する技術の開発を進め、さらにトンネル点検への新技術の活用の場面を拡大していき、インフラの安全、安心を国民の皆様に提供し続けられるよう、努力を続けていく所存です。