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ゴム引布製起伏堰技術基準(案)について

掲載日時:2008/02/28

はじめに

 昭和58年の「ゴム引布製起伏堰技術基準(二次案)」策定以降、3mを超える大規模堰への需要が高まり、大河川への適用事例も多く見られるようになった。また、平成3年には「河川管理施設等構造令施行規則の一部改正について」の通達により、ゲートのゴム引布製起伏堰を取り巻く環境も変化しておりました。他方、現在の基準の流れである性能規定化とういう視点から見れば、二次案では、ゴム引布製起伏堰の性能(機能、材料、構造)に関する記述が必ずしも十分でないとの指摘があるとともに、発注者が独自に上部工の設計を行い、メーカーが行う詳細設計を照査し、施工の妥当性の検査及び維持管理上の点検を充実していくなどのニーズに対応できるように、基準の改訂が求められておりました。

 本書は、このような状況に鑑み、二次案策定以降の大規模なゴム引布製起伏堰の施行実績や技術の進歩、個別の検討において得られた技術的な知見の集積、大型化による新たな課題の出現等を踏まえ、合理的かつ標準的な設計を行うための技術基準とするため、二次案の見直しを行ったものです。

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