受賞者の声
第14回国土技術開発賞
優秀賞 コンテナ立体格納庫 技術開発者 前川 修 受賞コメント
第14回国土技術開発賞 | 優秀賞 二重ビット |
技術開発者 | 東京港埠頭(株) 前川 修 |
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受賞にあたって
この度は、国土技術開発賞にご選考頂き誠にありがとうございます。
本技術は、ヤードに3〜4段積みしている海上コンテナ(冷凍・冷蔵を含む)を7段の棚に立体的に格納し、入庫・格納・出庫までの荷役作業を一貫して行うシステムです。
東京港のコンテナ取扱量は、14年連続日本一であり、需要はさらに増大しておりますが、背後へヤード拡張できない大都市港湾の宿命のため、取扱能力が限界に達しつつあります。
この状況では、次々と陸揚げされるコンテナをいかに効率よく移動、搬出するかが重要となります。現在の荷役機械による作業では、コンテナ引き取り時に目的のコンテナを取り出すためのコンテナの移動作業等のロスがあり、また、エネルギーを大量に消費し、その結果CO2を大量に排出しています。
課題の解決には、立体的にコンテナを蔵置し、電動の設備により荷役をする新たなシステムが有効であり、開発がスタートしました。
当初は、天井クレーン方式を検討しましたが、多くの棚へダイレクトに格納するプランは困難であるため、各棚へダイレクトに格納でき、最もスペース効率に優れる現在のスタッカークレーン方式の採用を決めました。
世界でも類を見ない立体格納庫です。建設には、様々の困難が伴いました。しかし、JFEエンジニアリング梶A日本郵船鰍フ皆様及び大井コンテナターミナル関係者の皆様のご尽力で稼動へ漕ぎ着けることが出来ました。
皆様のおかげで栄誉ある賞を頂くことが出来ました。ここに感謝の意を表したいと思います。
本技術は、ヤードに3〜4段積みしている海上コンテナ(冷凍・冷蔵を含む)を7段の棚に立体的に格納し、入庫・格納・出庫までの荷役作業を一貫して行うシステムです。
東京港のコンテナ取扱量は、14年連続日本一であり、需要はさらに増大しておりますが、背後へヤード拡張できない大都市港湾の宿命のため、取扱能力が限界に達しつつあります。
この状況では、次々と陸揚げされるコンテナをいかに効率よく移動、搬出するかが重要となります。現在の荷役機械による作業では、コンテナ引き取り時に目的のコンテナを取り出すためのコンテナの移動作業等のロスがあり、また、エネルギーを大量に消費し、その結果CO2を大量に排出しています。
課題の解決には、立体的にコンテナを蔵置し、電動の設備により荷役をする新たなシステムが有効であり、開発がスタートしました。
当初は、天井クレーン方式を検討しましたが、多くの棚へダイレクトに格納するプランは困難であるため、各棚へダイレクトに格納でき、最もスペース効率に優れる現在のスタッカークレーン方式の採用を決めました。
世界でも類を見ない立体格納庫です。建設には、様々の困難が伴いました。しかし、JFEエンジニアリング梶A日本郵船鰍フ皆様及び大井コンテナターミナル関係者の皆様のご尽力で稼動へ漕ぎ着けることが出来ました。
皆様のおかげで栄誉ある賞を頂くことが出来ました。ここに感謝の意を表したいと思います。
受賞後の動き
建設中から世界の港湾関係者の注目度は高く、視察時には驚きの声も多く聞かれます。本技術が世界の港湾で活用されることを開発者として微力ながら、支援していきたいと思います。