受賞者の声
第10回国土技術開発賞
最優秀賞 太径曲線パイプルーフ工法 技術開発者 齋藤 雅春 受賞コメント
第10回国土技術開発賞 | 最優秀賞 太径曲線パイプルーフ工法 |
技術開発者 | 齋藤 雅春 |
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受賞にあたって
本プロジェクトは、大深度地下使用法の施行とほぼ時を同じくして始まりました。過密した大都市の地下に非開削で大規模空間を構築する具体的な姿をイメージしながら、そこに求められる技術およびその課題を抽出し、5年にわたる歳月をかけて共同開発各社とともに、夢を実現することができました。
これまで育んできた小口径曲線ボーリングの技術を他社との連携を通し、技術の融合を図り、発展的に変身させて、地下に大規模な地下空間の構築を可能とする大口径曲線技術として進化させることが出来ました。
道路や鉄道施設の大深度化の方向にある中、非開削で大規模地下空間を可能にした本技術は、社会にニーズに対応できる技術と自負しているところです。
また、この間NEW TULIP工法研究会を発足させ、業界内外に本技術の公知化を進めることもできました。
このたび、名誉ある最優秀賞を授与いただき誠にありがとうごさいます。
受賞後の動き
これを契機に社会資本整備に携わる土木技術者として、これからも俯瞰的な見地から技術開発に取り組み、安全で安心な国民生活を築くべく、その任にあたっていきたいと思います。