受賞者の声
第16回国土技術開発賞
入賞 部分薄肉化PCL工法 技術開発者 小高武 受賞コメント
第16回国土技術開発賞 | 入賞 部分薄肉化PCL工法 |
技術開発者 | PCL協会 小高 武 |
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受賞にあたって
この度は名誉ある賞を頂きましたこと、大変光栄に感じています。と同時に、開発にあたりましては、多くの方にご指導およびご支援を受けましたこと、この場をお借りしまして御礼を申し上げます。
今回受賞した部分薄肉化PCL工法は、インフラの維持管理の一つとして、老朽化したトンネルの補強を目的として開発されました。開発当初は維持管理について、漠然とした知識と、やや「地味」な印象を持っていました。
しかしながら今日、維持管理の分野は今後の重要なテーマの一つとして挙げられるようになっています。私自身もこの研究のおかげで、土木技術者としての視野を広げることができ、喜ばしい限りです。
最後になりますが、当工法が今後の社会に少しでもお役に立つことができれば幸いと思っています。
受賞後の動き
プレキャストコンクリートの場合、必然的に製品代が工事費に占める割合が多くなる傾向になります。更に、受賞した工法は、UFC(超高強度繊維補強コンクリート)という特殊な材料を使用しているため、その傾向がより顕著です。
今後、メーカーに勤める私としましては、製造面からの創意工夫により製品代のコストダウンを図って行きたいと考えています。