JICE 一般財団法人国土技術研究センター

受賞者の声

建設分野の新技術への挑戦

第17回国土技術開発賞

優秀賞 セグメントを用いたシールドトンネルの地中拡幅工法 技術開発者 永井 政伸 受賞コメント

第17回国土技術開発賞 優秀賞 セグメントを用いたシールドトンネルの地中拡幅工法
技術開発者 首都高速道路株式会社  氏名:永井 政伸

受賞にあたって

この度は、「国土技術開発賞・優秀賞」を賜り、誠に光栄に存じます。

本工法は、首都高速中央環状線の大橋ジャンクションの分岐・合流部で採用された工法です。地下部に分岐・合流部を構築するために、併設する2本のシールドトンネルを地中で1本のトンネルに拡幅した後、トンネル間を切開いて、大断面トンネルを構築するという難易度の高い工事でした。また、本工事の箇所は、重要幹線である山手通りの直下であったため、地上交通に影響を与えないようにすることも重要な課題でありました。これらの課題を解決するため、多くの方々とともに各種実験や検討を行うことにより実現できた工事です。

本工事に携わってきた多くの方々を代表して、賞を頂き、大変光栄に感じるとともに、関係者の皆様に感謝致します。

受賞後の動き

今後、同じような条件の下での工事を行う上での、解決策となれば幸いです。また、本工法の検討に従事した経験を活かして、様々な業務に取り組んでいきたいと思います。