受賞者の声
第12回国土技術開発賞
地域貢献技術賞 ロングスパン・ポケット式落石防護網工法 技術開発者 右城猛 受賞コメント
第12回国土技術開発賞 | 地域貢献技術賞 ロングスパン・ポケット式落石防護網工法 |
技術開発者 | (株)第一コンサルタンツ 右城猛 |
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受賞にあたって
ロングスパンは、高知県内の民間企業と愛媛大学防災情報研究センターが共同で開発したものです。開発に当たっては、金沢大学名誉教授の吉田博博士のご指導、地盤工学会四国支部地盤災害研究委員会(委員長:矢田部龍一)の委員の皆様や落石対策技術研究会の会員の皆様の協力、そして高知県の頑張る企業総合支援事業補助金、社団法人四国建設弘済会の建設事業の技術開発支援制度による助成金をいただきました。
400キロジュールの運動エネルギーを確実に受け止めることができるようにするまでに10回の現地実験を行いました。実験の準備や計測では、田中工業株式会社、株式会社第一コンサルタンツ、株式会社ロイヤルコンサルタントの皆様、株式会社ビーセーフの松嶋秀士社長には大変お世話になりました。3回の公開実験には全国から500人以上の方に失敗も含めて見ていただき、貴重な助言を頂戴しました。
地域貢献技術賞を受賞できたのは多くの皆様のお陰です。心より深く感謝申し上げます。
受賞後の動き
高知県では、尾崎正直知事を中心に官民が一丸となって知恵を出し合い、産業振興を図り、雇用を創出する努力をしています。国土技術開発賞地域貢献技術賞を戴けたことは、私たちの大きな自信となりました。
受賞でロングスパンの開発が終わったわけではありません。ようやくスタート台に立てたと考えています。国土技術開発賞に輝いた製品に恥じることがないように今後ともさらなる改良を加えてゆきたいと考えています。
ロングスパンが四国だけでなく、日本全国、さらには世界の落石事故防止に貢献できることを夢見ています。