圧密・排水促進技術

テーマ設定型（技術公募）

「軟弱地盤上の堤防整備における周辺地盤に影響を与えない圧密・排水促進の技術
（地盤改良を含む）」の技術選定結果について
～新技術の活用に向けて～

　一般財団法人　国土技術研究センター（以下、「JICE」という。）では、『軟弱地盤上の堤防整備における周辺地盤に影響を与えない圧密・排水促進の技術（地盤改良を含む）』について、の要求性能に対する意見（意見募集期間　令和元年12月12日～12月27日）を踏まえ、性能評価項目等と試験方法・条件の見直しを行いました。これを基に新技術活用システムの活用方式「テーマ設定型（技術公募）※」にて、本技術を令和2年2月12日～3月4日及び令和2年4月24日～5月15日まで公募し、応募のあった技術について、別紙のとおり11技術を選定したので、お知らせします。
　今回選定された技術は、現場での技術検証段階に移り、その評価結果については、関東地方整備局新技術活用評価会議で審査のうえ、NETISホームページの「テーマ設定型の比較表」にて今年度内に公表する予定です。

　軟弱地盤上で堤防整備を行う場合、基礎地盤の圧密沈下等に伴う周辺地盤の隆起・沈下や堤内地家屋等の傾斜が懸念され、それぞれの現場で圧密促進や排水促進等に取り組んでいます。特に高規格堤防の整備では、仮移転や家屋の再構築を伴うため、早急に圧密沈下を終了させることが、移転期間の短縮やコストの縮減につながります。現場状況に適した圧密・排水促進技術（地盤改良を含む）を選定するために、評価指標、要求水準を設定し、同一条件下で個々の技術の特徴を明確にした諸元表としてまとめます。
　なお、本技術の「テーマ設定型（技術公募）」の実施は、平成30年6月末に第三者機関等として選定されたJICEが行うものです。

※「テーマ設定型（技術公募）」：現場ニーズに基づき募集する技術テーマを設定し、民間等の優れた新技術を公募して実現場で活用・評価を行う方式