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目視点検によるモニタリングに関する技術資料

掲載日時:2006/03/01

はじめに

 河川堤防(以下「堤防」という。)は、順次拡築や補修が行われてきた長大な土構造物であり、時代によって築堤材料や施工方法が異なるため、堤体の強度が不均一で、しかもその構成が不明であること等、様々な不確実性を内包しています。

 そのため、計画高水位以下の水位時における堤防の浸透作用及び侵食作用に対する安全性・信頼性を維持し高めていくと同時に、堤防管理の充実強化を図るためには、モニタリングを実施することが重要となります。

 そこで、主として直轄河川の既設堤防を対象として、「河川堤防モニタリング技術ガイドライン(案)」(平成 16 年 3 月 31 日付け河川局治水課河川整備調整官事務連絡)が策定され、堤防の要注意箇所の把握と堤防強化技術の検証のためのモニタリングの標準的内容が示されました。上記ガイドラインには、堤防の要注意箇所の把握を原則として目視点検で実施することとしています。

 長大な延長を持つ堤防を、効率的・効果的に目視点検によるモニタリングを実施するためには、モニタリング項目や点検方式の標準的な内容を示す必要があり、「直轄河川の目視点検によるモニタリング試行について」(平成 17 年 3 月 28 日付け河川局治水課河川整備調整官事務連絡。以下「試行」という。)がとりまとめられました。本書は、「試行」に基づき実施される直轄河川の堤防の目視点検によるモニタリング結果の取りまとめ方法について示したものです。

 本書を活用することによって、目視点検によるモニタリングの効率的な推進に役立てていただければ幸いです。なお、本書は、中小河川の目視点検によるモニタリングにおいても参考となるようにとりまとめているので、中小河川においても参考にしていただければ幸いです。

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目視点検によるモニタリングに関する技術資料 一式

【内容】

  • 目視点検によるモニタリングに関する技術資料(PDF)
  • 中小河川モニタリング情報図様式(EXCEL)
  • 直轄河川モニタリング情報図様式(EXCEL)
  • 目視点検結果整理表(EXCEL)

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