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受賞者の声

建設分野の新技術への挑戦

第15回国土技術開発賞

地域貢献技術賞 中山間道路走行・ゆずりあいロード支援システム 技術開発者 熊谷靖彦 受賞コメント

第15回国土技術開発賞 地域貢献技術賞 中山間道路走行・ゆずりあいロード支援システム
技術開発者 高知工科大学 熊谷靖彦

受賞にあたって

 この度、国土技術開発賞の地域貢献技術賞を受賞する事となり、開発を進めた一技術者で、かつ、地域貢献を大きな柱と考える大学人の一人として、これまでの活動がこのように評価された事は望外の喜びとする所です。これも、一緒に進めてきた高知県、大学関係者及び地元企業の皆様のお蔭と感謝しております。

 振り返れば、10数年前、高知工科大学で高知の道路交通問題をITSを用いて解決を図る拠点作りに取りかかり、多くの課題解決に努力してまいりました。それまで中央或いは大企業中心で進めてきたシステム作りとは幾つかの点で異なる環境条件化で、如何に地域に適合するシステム作りを行うかが命題であり、その解決策として、新たに「草の根ITS」を提言しました。これは厳しい予算の下、地域密着で少しでも地域住民のニーズに応えると言うもので、今回受賞した「中山間道路走行・ゆずりあいロード支援システム」はその代表的なシステムです。本来は片側一車線が基本であるが、予算や工期或いはその他の制約条件化で、一車線の狭隘区間を認める高知県発案の「1.5車線的道路整備」は高知の知恵とも言える道路整備手法で、本システムはこの道路整備を補完するものです。過疎高齢化が進む中山間地域の道路をどうするかを解決する一つの方向性を示すものと言えます。

受賞後の動き

地方の道路交通は高知と同じ課題を有していると思われ、高知での実績を全国に展開したいと考えている。そこで、全国展開のための共通仕様書作りを行いたいと考えている。又、海外、特にアジア諸国も「草の根ITS」は有効と思われ、海外展開の第一歩として、更なる人的ネットワーク作りを行いたいと考えている。一方、技術的には低廉化や簡易化への努力を行いたいと考えている。