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助成・表彰・審査制度 / 国土技術開発賞

第12回国土技術開発賞

入賞 ナックル・ウォールおよびナックル・パイル 技術開発者 佐藤眞弘・石井雄輔 受賞コメント

第12回国土技術開発賞 入賞 ナックル・ウォールおよびナックル・パイル
技術開発者 株式会社大林組 佐藤眞弘、石井雄輔

受賞にあたって

 この度は、入賞にご選考いただき、誠にありがとうございました。

 本技術は、東京スカイツリーなどの超高層建物や大重量建物を支える杭の支持力を大幅に向上させる目的で開発したものであります。本技術のナックル・ウォールおよびナックル・パイルは、場所打ちコンクリート杭の壁部あるいは軸部の中間に節(ナックル)を設けることにより鉛直支持力および引抜き抵抗力の増大を図ることを可能とした技術です。   技術の特長は、従来工法の杭に比べ、杭支持力が最大30%向上します。また、同等の杭支持能力であれば、杭体積を30%削減可能であります。これらの効果によって、建設発生土の抑制や工事車両などのCO2排出量の削減がはかれるとともに、工期短縮、コスト削減も実現できる技術です。

 技術開発においては、当初の開発段階から、社内のコンカレント体制を構築し、開発部門と生産部門が互いに連携し、スピード意識を持ちながら推進してきました。また、これらの技術開発に伴う実験工事では、敷地の選定、工事計画から実施において日々試行錯誤の連続であり、今回の受賞は、技術開発者メンバー一同の今までの尽力が報われたものと感謝しております。

 最後に、第12回国土技術開発賞の「入賞」の栄誉は、顧客をはじめとして、関係各位のご支援とご指導の賜物であり、皆様方に心より感謝申し上げます。

受賞後の動き

 近年の設計技術や材料の進歩、土地の有効利用などにより、建築物の超高層化、大重量化が進み、杭基礎に要求される支持力が増大します。今後は、本技術の特長をいかし環境負荷の大幅な低減を目指し、土木、建築のさまざまなプロジェクトへ積極的に提案し安心・安全な社会づくりに貢献してまいります。