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助成・表彰・審査制度 / 国土技術開発賞

第12回国土技術開発賞

入賞 T−RESPO構法 技術開発者 細澤治・須田健二 受賞コメント

第12回国土技術開発賞 入賞 T−RESPO構法
技術開発者 大成建設(株) 細澤治・須田健二

受賞にあたって

 この度は、栄誉ある賞を賜り、大変光栄に存じます。本技術の開発ならびに実用化に際して、ご指導ご支援していただきました多くの皆様に心より御礼申し上げます。また、社内の関係した皆様に深く感謝いたします。

 これまで日本の耐震技術は実際の震災経験を受けて発展してきました。しかし、今回の受賞技術である超高層建築に対する長周期・長時間地震動対策技術は、被害を受ける前に対策を施すことにより、地震後のスムーズな継続使用を考慮した開発技術です。

 近い将来、東海・東南海・南海地震などの巨大地震の発生が予想されており、その時に発生する長周期・長時間地震動が大きなエネルギーを保持したまま、震源から遠く離れた場所に伝わり、大きな平野部では超高層建築や免震建物が共振し、揺れが長時間継続する恐れのあることが最近の研究により指摘されています。

 他の既存超高層建築に先駆けて、国内で初めて高さ150m以上の既存超高層建築(新宿センタービル)に適用し、初期超高層建築の耐震性能向上のための改修を誘発する技術として高く評価していただいたことを大変嬉しく思います。

受賞後の動き

 既存超高層建物では安全性、事業継続性を改めて見直し、より価値の高いものにしていく需要が今後ますます高まってくるものと思われます。

 本開発技術は実施展開発表以来多くの問い合わせを戴いており、その耐震性能ならびに事務所を使いながら工事が可能な施工性のスマートさが評価されています。今後、初期の超高層ビルの同種耐震改修を誘発する技術として、本技術の展開を図っていきたいと思います。