JICE 一般財団法人国土技術研究センター

助成・表彰・審査制度 / 国土技術開発賞

第4回国土技術開発賞ごあいさつ

建設分野の新技術への挑戦

表彰にあたって

国土交通大臣 扇 千景
国土交通大臣 扇 千景

「第4回国土技術開発賞を受賞された皆様に心からお祝い申し上げます。21世紀の我が国社会が活力を取り戻し、活き活きと安全で美しい国土づくりを推進していくために技術の果たす役割は非常に大きいものがあり、コスト縮減や品質の向上、環境との調和を図る技術など、様々な課題に応える技術開発が求められています。また、これまで建設分野で培ってきた多様な技術の活用と、さらなる高度化も不可欠です。さらに、世界のトップレベルの建設技術を用いて国際貢献をすることも大切な課題です。

国土交通省といたしましては、建設工事においてこのような新技術を積極的に活用していくとともに、民間における技術開発を支援していきたいと考えております。今後とも革新的な技術開発の取り組みがいろいろな形で精力的になされることを心よりご期待申し上げております。

講評

委員長 中村 英夫
第3回国土技術開発賞選考委員会
委員長 中村 英夫
(武蔵工業大学教授)

昨今、建設事業では、コストの縮減、環境との調和、既存ストックの有効活用、信頼性・安全性の確保など、多岐にわたる要望が出されています。

今回、応募のあった46件の技術は、いずれもこうした要請に応えようとするものであり、開発者の意欲と工夫に満ちた技術でありました。私たち選考委員会のメンバーも、これらの開発成果を大きな興味と感激をもって、読みかつ聞かせていただきました。

建設分野の技術開発は、国民生活を支える社会資本を効率的かつ効果的に整備、維持していく上で、今後とも重要な役割を担っており、産学官が連携・協力して研究開発を推進することが不可欠であると考えております。

この顕彰を機に、優れた技術が幅広く活用されて社会に貢献するとともに、さらなる技術開発が進められることを期待します。

あいさつ

理事長 井上 啓一
財団法人国土技術研究センター
理事長 井上 啓一

理事長 井上 興治
団法人沿岸開発技術研究センター
理事長 井上 興治

本賞は、新しい建設産業における技術開発を総合的かつ効果的に行うとともにその普及を推進することを目的として実施しております。関係各位のご協力を賜り、今回で4回目を迎えることができました。

第4回に応募いただきましたいずれの技術も、開発者の優れた着眼と熱意に支えられた技術であることが強く感じられるものでありました。

両センターと致しましては、今回受賞された技術をはじめ優れた技術が、社会に貢献されるよう、活用促進に向けた情報の提供など環境の醸成を図ってまいる所存であります。

最後に、今回の実施にあたり、多大なるご支援、ご協力を賜りました中村英夫委員長、中川博次委員、並びに国土交通省をはじめとする関係機関等、ご協力いただきました多くの方々に厚く御礼申上げ、挨拶といたします。