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助成・表彰・審査制度 / 国土技術開発賞

    • 第2回建設技術開発賞

優秀賞(JICE理事長表彰)

スーパーRCフレーム構法による「鹿島超高層フリープランハウジング」(第2回建設技術開発賞 優秀賞)

ミッション暮らしの質の向上に貢献する
応募技術名称スーパーRCフレーム構法による「鹿島超高層フリープランハウジング」
応募者名鹿島建設株式会社

技術の概要

1.開発の背景と目的

80年台後半から、鹿島では「都市の利便性を享受し、真に良質で快適な都市型集合住宅の開発」、さらに土地の高度利用、都市防災の観点から「安全で豊かな都市空間創出」を目的とし、都心居住のあり方・新居住空間創造に取組んできた。

90年初頭は都市型住宅を整備・実現する超高層架構技術はまだ開発途上にあったが、93年のRC造の展開・活性化を目的とする、建設省総合技術開発プロジェクト「NEW RC」での基礎技術の開発と成果を受け、『RC造超高層集合住宅開発』の具体的開発に着手した。

2.技術の内容

 超高層建築は都市に大規模なスペースを提供する。

 本開発技術は、超高層建築が都市資産として時代や社会環境の変化の中で、50年・100年に渡りその有用性を維持し、多様なニーズに柔軟に対応できるフレキシブルな空間を実現する『超高層フリープラン』のソフト開発と、 “多層の人工地盤創出”と“階の概念、柱・梁の概念からの開放”をコンセプトに、従来のRC超高層架構技術から脱却し、極端に耐震要素を集約した新発想の超高層架構技術『スーパーRCフレーム構法』のハード技術開発から成る総合的開発である。

3.技術の効果

 高品位で可変・更新対応のインフイルシステムと、安全・高耐久と居室に柱梁のないフレキシブル空間を両立するサポートシステムにより、従来の超高層住宅に比べ格段の自由性と、圧迫感のない開放的で快適な空間提供を実現している。

 しかし本開発の最大の効果は、超高層建築が時代の変化の中で、100年後も自由で、100年後も価値ある都市資産となる都市建築が実現できることにある。

 なお、95年の当社の本開発への取組みの発表は、建設業界全体に影響を与えた。住まいへの啓蒙も含め、類似企画の開発の活性化・都市の活性化への波及効果もその成果である。

4.技術の適用範囲等

 建物用途的には、空間利用を限定しない開発技術であるからこそ、住宅・事務所に限らず、ホテル・商業・駐車場と言ったあらゆる建築に適用できる。当然、複雑な超高層複合建築「ハイ・コンプレックス・タワー」としての適用が可能である。

 さらに、低未利用地・老朽化住宅密集地・工場跡地・幹線上部空間などの「都市の再生」レベルでの国土の有効利用に様々な可能性を展開できる開発技術である。

 適用実績 芝パークタワー(芝三丁目東地区B街区)新築工事 他1件