JICE 一般財団法人国土技術研究センター

先輩の声

先輩の声をご紹介します

JICEで活躍する様々な職員にインタビューをしました。現在、就職活動中のみなさんに、JICEがどういうところなのか?どんな人が働いているのか?を少しでも理解していただきたいと思い、先輩職員の”声”をご紹介します。

普段どのような仕事をしていますか?

ICTを建設現場に展開するための検討や、国が土木工事の基準や計画を策定する際のサポートをしています。具体的には、土木工事の実態を調査するために企業や自治体に対してアンケートやヒアリングを実施し、得られたデータを集計・分析しています。 また、国内外の建設分野の動向調査、交通渋滞対策、道路を利用した地域活性化など、幅広い分野を担当しています。

仕事において心がけていることはありますか?

相手が求めているものを理解して目的意識をもって行動すること、限られた時間を有効活用するために作業の優先順位を考えること、報告・連絡・相談を徹底すること、自分でも仕事を見つけて行動すること、苦手な仕事にもまずは挑戦してみること、感謝の気持ちを忘れないことなどは特に意識しています。

自分の作った資料が、国の公表資料の一部に使われたときなどは、やっていて良かったなと思います。また、社内外の人から認められ、仕事を頼んで良かったと言ってもらえた時にもやりがいを感じられます。

なぜ就職先にJICEを選びましたか?

大学の出張授業でJICEという組織と仕事内容を知りました。それまでは建設コンサルタントへの就職を考えていましたが、JICEの仕事は他ではできない内容だと感じたため志望しました。

学生時代に学んだことがどう活かされていますか?

学生時代から様々なことに興味を持ってきたことが現在の仕事につながっていると感じます。時間のある学生時代に様々なことに触れて、幅広い人間関係を構築してきたことも今に活きています。社会に出ると出自も世代も異なる人とのコミュニケーションをはじめ、高度で多様な能力が求められるようになります。学ぶことが多くて大変なこともありますが、上司や先輩にアドバイスをいただきながらスキルアップに励んでいます。

今後の目標などはありますか?

まずは主体的に仕事を回せるように努力していきたいです。その上で、国などのクライアントとの信頼関係を築いていけたら良いと思っています。私の仕事が誰かの生活を豊かにできれば良いと思い、日々努力をしています。

学生へのメッセージをお願いします

JICEではコミュニケーション能力が非常に重要です。まずは人に伝える能力を高める、できることから励むことが重要だと思います。 また目的意識をもって行動することも重要だと思います。自分自身がなりたい将来像を想像して就職活動に励まれるとよいかと思います。

これまでの経歴を教えてください

大学院では法律を専攻しており、大学院修了後、法律事務所でパラリーガルの仕事をしていました。しかし任期付きであったこともあり、新たな仕事を探す中でJICEを知り、その仕事内容を聞いて興味を持ちました。はじめは非常勤職員として採用され、仕事をする中でやはりJICEで働きたいと感じ、キャリア採用試験を受けて現在に至ります。

普段どのような仕事をしていますか?

主に河川分野における防災関連の業務と海岸保全関連の業務を担当しています。防災関連業務では、災害が発生した際に企業が継続的に業務を進められるよう事前に計画するBCPの策定を促進するため、BCP策定の要点などを整理した説明資料の作成や高齢者・障害者が利用する施設が被災した際に避難を効率的に実施するための計画に関する検討などをしています。海岸保全に関わる業務では、気候変動の影響を解析し、国へ対策案を提案するなどの業務をしています。

私は主にデータ分析やその結果の可視化などの作業を担当しています。そのほか、災害の影響を受けた企業や施設、自治体などに対してヒアリングを行い、災害の実態や被害状況、課題などを調査することも仕事の一つです。

仕事において心がけていることはありますか?

非常に膨大なデータを扱う業務の性格上、如何に効率的かつ正確な分析を行うかが重要であると考えています。また、国などの発注者の意図を正確に汲み取ることも重要だと思います。時には相手の考えや時勢の変化などを考慮して臨機応変な対応をとることも重要であると考えています。

すべての業務において誰も答えを持っていないため、難しい検討が多いですが、どの仕事も非常にやりがいがあると感じています。

学生時代に学んだことがどう活かされていますか?

学生時代は法律を専攻していたこともあり、現在の職種とは全く異なる分野であるため、分からないことも多くありました。しかし、JICEの仕事は国に関わる仕事が多い性格上、法律を読む必要があることも多くあります。過去の法律は読みづらい書き方がされていることも多く、その点では過去の法律の知識が非常に役立っています。

今後の目標などはありますか?

今後は気候変動の影響により災害の激甚化が予想されています。その中で、業務を通して、一人でも多くの人の力になれるよう検討を進められたらと考えています。

学生へのメッセージをお願いします

情報化社会の中で、様々な情報の中から重要な情報を取捨選択できるスキルが重要になってくると思います。そのためには、様々な資料を見て、経験を積むことも必要になるかと思います。それに加え、一つのことにまじめに取り組み続けること、新たなチャレンジをすることは重要だと思います。私のように土木分野と異なるバックボーンを持つ人でも努力し、挑戦することで様々なことに役立つことができると思うので、土木学科出身だけと思わず、就職活動に取り組んでもらえると良いかと思います。

これまでの経歴を教えてください

大学時代は土木系の学科で、河川水文学を専攻していました。最初の配属は河川政策グループで、河川事業の費用対効果(治水経済調査)や高潮特別警戒水位の設定に関する業務に携わりました。 2021年4月に情報・企画部に異動してからは、公益事業の運営や社内イベントの企画、経営戦略の検討などに携わっています。

普段どのような仕事をしていますか?

学識者を招聘しての講演会や、JICEの調査・研究成果を対外発表する技術研究発表会、社内研修会などの企画運営を主に行っています。河川政策グループの仕事と比べると関係者が多岐にわたり、また事務的な仕事も多いです。自分の知識や経験だけではなく多くの人に協力をいただくことが不可欠なので、「事務手続きと人付き合い」そのものの仕事だと感じています。

仕事のやりがいはどのような時に感じますか?

河川政策グループにいた頃は、国などのクライアントや先輩職員の要求事項に対して、プラスアルファの付加価値を加えて期待以上に応えることができたときにやりがいを感じました。また、自分の携わった仕事の成果が、部分的であっても国の施策に反映されたときには、特にやりがいを感じました。

情報・企画部では、自分が主体となって企画・運営にあたった催し物が大きなトラブルなく終わったときや、自分の提案やノウハウが業務効率化につながったときにやりがいを感じます。一つの仕事を最初から最後までやりきることで得られる経験は非常に価値が高いものだと感じています。

なぜ就職先にJICEを選びましたか?

私の父と祖父は、建設会社で海底トンネルやダムの施工に携わっており、幼い頃から土木は身近な存在でした。大学で土木の幅の広さと奥の深さ、近代日本の礎を築いた明治期の土木技師の存在を知り、単に構造物を設計・建設施工するだけではなく、国全体をより良くする俯瞰的、計画的な仕事がしたいと漠然と考えていたところ、教授の紹介でJICEという組織を知り、就職先に決めました。 転勤が無いことも魅力的でした。父は単身赴任で現場を転々としていましたので、ドラマに出てくるような、ありふれた一家団欒に対する憧れもありました。

学生時代に学んだことがどう活かされていますか?

オフィスソフトの基本的な使い方と、VBAをはじめとするプログラミングは、学生時代に習得しておいて良かったと感じます。高度な計算や緻密な設計をする職場ではありませんが、使えるツールが多いほど迅速かつ柔軟に仕事ができます。それから、JICEは文章を書く仕事が意外と多くあります。議事録やメモを作ることが若手の仕事の初歩ですが、必要な情報を過不足なく端的で読みやすい文章にまとめるのは、慣れていないと難しいものです。理系だからといって作文能力をおろそかにしていると入社後に苦労することになりますので、時間のある学生時代に本を読んだり、文章を書くことに慣れておきましょう。

今後の目標などはありますか?

仕事をマネジメントできるようになり、多くの人に解決策を提案できる技術者になることが目標です。「困ったときはJICEの石川に聞けば何とかなる」といった知恵袋のような存在になることが最終目標です。当面の目標は技術士取得です。

学生へのメッセージをお願いします

仕事をする上で重要なのは、付加価値を付けられるかどうかだと思います。JICEは、国土交通行政の先導・補完という言葉の通り、過去から連綿と続く経緯やノウハウをストックし、一方で常に前進をし続けることが求められる組織です。先進的な取り組みの傍らで、古い制度や働き方も残っているなど、様々なギャップやジレンマを抱えていますが、若手の意見も尊重される風通しの良い組織です。良いものは積極的に取り入れ、時代にそぐわないものは着実に改善するという意識を主体的に持ち続けることが大切だと思います。

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